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母のつばさ　少女名作シリーズ　ウィギン作　山本藤枝訳　西村保史郎画　偕成社

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〈解説文は全て独自で書いております。無断使用はご遠慮下さい。〉★1980年重版発行。紙カバー付き。★カバー＝背の天地にヨレ傷、表面に、保管上の　　　　　経年ヤケ、ややスレ傷汚れ有。★本体＝三方に経年ヤケ、シミ汚れ有。P193下端　　　　に汚れ有。（画像参照）紙面黄変、周辺部　　　　ヤケ有。★★上記以外、本文内に目立つシミ汚れ等無く、製本は堅牢でご愛読に支障は御座いません。然し乍ら、44年経過の品です。経年感等気になる方はお避け下さい。　ウィギン女史、と聞かれて、直ぐに「少女レベッカ」や、「クリスマスの天使」を思い浮かべられた方は、少女小説クラシックに詳しい方でいらっしゃると思います。　角川のマイディアストーリーのシリーズに、ケレー家の人々、として収録されていますが、こちらはその少女向きダイジェストです。　本書のシリーズの良さは、完結かつ楽しさ溢れる訳文と、その美しい挿絵の数々が味わえる点です。　口絵の美しさ、年代的にアニメーションの影響を受けない画家達がものした挿絵には、優れたデッサン力に裏打ちされた芸術性があると思うのです。　さて、本書の主人公は、明朗快活な少女ナンシーです。冒頭、海軍大佐の父親が病死、寡婦となった母の元、10代半ば？と思われるナンシーを筆頭に、ギルバート、キャスリーン、ピーター坊や、の兄妹の他に、従姉妹の我儘娘ジュリア迄引き取って、金銭的に困窮した暮らしが始まります。　頑固なアンおばさん、ご近所の便利屋さんのような面白いハーモンおじさん、偏屈な哲学者の隣人ロード氏（妻に先立たれて以来、子供を顧みない父です。）ヘンリーの娘で画才のある少女オリブなど、登場人物も多彩で、こちらは本書をお読みの後で、角川版を読まれることをお勧め致します。　一見ナンシーが中心と思われますが、実はナンシーの母が素晴らしい人格の持ち主です。その心は周りの人全てに注がれ、心を開かせる力を持っています。　寡婦のやりくりや、困窮した時こそ家族の団結が大切なのだと悟らせてくれる本でもあります。　状態は、上記★書きと、画像よりご判断下さい。古書にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。

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『母のつばさ　少女名作シリーズ　ウィギン作　山本藤枝訳　西村保史郎画　偕成社』はYahoo!オークション(旧ヤフオク!)でkJ-a003c65812から出品され、30の入札を集めて04月26日 01時 22分に、3,728円で落札されました。決済方法はYahoo!かんたん決済に対応。即決価格は3,728円でした。愛媛県からの発送料は落札者が負担しました。ＰＲオプションはYahoo!かんたん決済、取りナビ(ベータ版)を利用したオークションでした。